キノコ

 





いまもなお謎深き土偶。
彼らは一体何のために作られたのであろう?

その姿形や、耐久度の問題からして、
子どものおもちゃなどでは明らかである。

また、部屋に飾るようなものなら、もうちょっとキュートにするはずだ。
しかも、女性や女性の性部分を誇張したものが多いことからも考えにくい。
そういえば知人が面白いことを言っていた。
「性的欲求を抑える為につかってたんでは?」と。
つまりこれで性処理をしていたんではないかというのだ。
まさかそんなはずがない。
もし、この知人が提唱する説が本当なら、土偶ではなくタダのエロ像だ。
しかも、こんなもので本当に性処理をしていたというなら、
当時の若い男子は相当の阿呆だ。

そんな話はともかくマジメにしよう。
一般的にささやかれているのは、子孫繁栄や、
祈願などに使われたんではないかといわれています。
また、ほぼすべての土偶が破損して発見されているケースから、
儀式やおまじないなどで壊すことによって
安全を祈願していたんではないかとも言われています。

このことから当時、祈祷師のような存在が
いたのではないかといわれています。
医療などがもちろん存在しない時代ですから、これは十分に考えられます。
そして、その祈祷師が人々にかかった病気
(当時は呪いとよんでいたかもしれない)を土偶に封じこめて、
割ることにより病が治ると信じられていたのではないでしょうか。

そう考えて、土偶をみく見てみると
確かに何か禍々しい雰囲気がプンプンします。
しかし、このおまじない、結構バカには出来ません。
魔よけにはもちろん、ご利益もあったりします。
なんか私が言うと胡散臭い感じがしますが、これは本当。

土偶が好きな方はもちろん、興味のある方は一家に一体どうですか?